第26章 ♤愛欲Birthday（牛島若利）傷を癒やす手　番外編

『天童さん！！私は別に！
その、二人だけの…時…とかぁ…』

見る見る顔が赤くなって
目が潤んでいく

「それ誘ってる？若利君に内緒で
今度俺んち来ちゃう？？」　　

なんだと？！
姫凪さっさと断れ。

『……あの…ダメ…です！』

カチンと固まって
声を詰まらせる姫凪

なんだ？断り方が
弱いんじゃないか？

それとも…天童に……？

日頃から仲が良いのは分かっていたが
仲が良いのと
そういう対象で見るのとでは
意味が違う。