第11章 父親として
「もうすぐなのかな‥」
閻魔大王のまわりを白い光がつつむ
「閻魔大王!!」
閻魔大王が振りむくと三人がたっていた
「気づいていたんですよね?閻魔大王!」
「うん‥」
「あの時私を助けたからですか?あの呪文を唱えたから‥」
「とっさにあの呪文を唱えて里奈ちゃんを助ける事が出来たのはよかったんだけど‥あの時体に違和感を感じてね‥」
閻魔大王は苦笑いしながら言った
「最後まで父親らしい事してあげられなかったよね‥本当ごめん」
「お父さん!!」
「ありがとう里奈ちゃん!無事ですむかはわからないけど‥里奈ちゃんのお母さんも探しにいくよ‥まだ成仏出来てないしね‥」
「ここはどうなるんですか?」
「鬼灯くん後は頼んだよ!」
閻魔大王がそう言った瞬間閻魔大王は消えてしまった