第7章 鈍感カップルだねぇ……君たち……

リヴァイside

俺がハンジの部屋から出て、廊下を歩いていると、

「うおぉぉぉぉ！リヴァイさぁぁぁぁん！」

リ「はぁ！？」

エレンが物凄い勢いで走ってきた。

エ「すみません！俺、リヴァイさんのこと考えてませんでした！嫌われたらどうしようとか、自分のことばっか！」

な、何言ってんだ？コイツ……さらに馬鹿になったか？

エ「その……俺……本当はしたくてたまりませんでした。」

リ「……」

したい？何をだ？

エ「？」

あ……そうか……分かった……

リ「大掃除だな……いいだろう……やらせてやる……」

エ「大掃除？何いってんですか？」

リ「？ここまで走ってくるぐらい大掃除がしてぇんだろ？」

エ「……鈍感……」

リ「なんか言ったか？」

エ「いえ……なにもありません……」

エレンは最近掃除を完璧に仕上げて来る。

きっとそれが嬉しくて、したいんだろう……