第6章 離さない、許さない。
「これは『お仕置き』だからね。
僕は優しくなんてしないよ。」
「ひっ…、」
再び、指を入れられ緩んでいた身体に力が入る。すかさずハヤトは蕾を摘み、脱力させる。牡丹の太ももはプルプルと恐怖に怯えていた。
ハヤトは右手でお尻を横に広げ、左の中指で中を広げる。少し奥に進むだけで、牡丹は泣きながら首を振る。
「痛い?
僕も牡丹が他の男と遊んで、
心が痛いよ。」
「ちが…うっ…んです、…。」
どうせ信じてもらえない。牡丹は、そう思っても否定をする。ハヤトに信じてもらいたい。でもわかってくれないもどかしさにも、涙が出ていた。
「何?此の期に及んで否定?
何が違うの?
違くないだろっ!」
「…っぁあ、、」
声が怖くなったと思った途端に、中指を全て押し込んだ。牡丹は痛みと恐怖で身体が動かなくなっていた。悲鳴も出なかった。
しかし、突然押し広げられた痛みは後から追ってくる。