第6章 離さない、許さない。
白田は牡丹を四つん這いにさせ、脚を広げ、脚を閉じさせないように、開いた脚の間に膝立ちで身体を入れる。
両手を背中に座り、覆いかぶさるように重なってきた青山に、掴まれ固定される。
髪を赤川に引っ張られ、無理矢理上を向かせる状態にさせられる。
「大声だすと、ハヤト様に聞こえるから、静かにしろよ!」
赤川は言い聞かせるように、牡丹の耳元に囁く。
ハヤト様…。
ハヤト様に聞こえれば、助けてくれるかも…!
牡丹は叫んだ。
「ハヤト様っ!ハヤト様助けて!」
「うるせー!
でも、残念なお知らせ〜!」
赤川はくすりと笑う。
ハヤトはお出かけ中だと告げられた。
もう、助けは来ないと牡丹は、がくりと肩を落とす。
「赤川、黙らせてください。
ハヤト様は来なくとも、五月蝿くて
他の方が来てしまいます。」
「わかりましたよ〜と!」
「ん…おえっ…っ。」
牡丹は口に何かを咥えさせられて、突然の吐き気に襲われる。
生暖かくて、長くて…。