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荊【R18】

第4章 離さない、教えてあげる。


「牡丹の悲鳴聞きたいから、猿轡外すね…。ああ、涎でぐちゃぐちゃだね。」






牡丹は猿轡を外されるが、ずっと付けられていたので顎の違和感は残ったままで、顎がむず痒い。







「たくさん鳴いてね。」








そう言うとハヤトは今までで1番、鞭を強く打ち付ける。鞭のしなる音が耳も貫く。







ヒュンッ…パシンッッ!









「あはははは!」

「やぁぁああっ!!」









牡丹は悲鳴をあげる。喉が痛くなるほどの大きな声で悲鳴をあげ、すぐに俯いてしまう。

ハヤトはクスリと笑う。







「拷問部屋は防音で、外のメイドや執事に
聞こえないから、たくさん鳴いてね!!
ああ、ゾクゾクするよ!!」

「もう…やめて…ください…。」







ハヤトはメイド服をナイフでびりっと破り、牡丹の背中を露わにさせる。背中は鞭の後で、水膨れとなり腫れているものや、血が滲み滴る傷口で真っ赤になっていた。








「綺麗だよ。
僕だけの傷、僕だけの牡丹。」

「ゃぁっ!」







ハヤトは血の滴る傷跡を何度も何度も舐める。息を吹きかけると、ピクッと体を動かす牡丹を更に追い詰める。

布一枚、当てられていない傷口を直接鞭打ちする。










パシンッ!









「ぁぁあああ!」









傷口からは血が溢れ出て、溢れた血に鞭が打ち付けられ血が飛び散る。
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