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荊【R18】

第4章 離さない、教えてあげる。


「あ、ダイニングにローター忘れてるじゃん。」

「はぁ…はぁ…。」








達したばかりで呼吸が荒い牡丹は、体をビクビクと震わせている。椅子をガタガタと揺らす。









「僕は少しここを離れるよ。
勿論、ローターの電源は入れたままね。
何度イってもいいけど、気絶はしないでよ。」









そう告げて、ハヤトは扉に手をかける。

牡丹は外して欲しいと頼むために声を振り絞った。








「ぃ…かなぃ…で…くださぃっ…。」

「1人じゃ寂しいって?
大丈夫、また戻ってくるから。」









ハヤトはニタリと笑う。

部屋のなかは外より薄暗いので、外の光がハヤトの顔半分を照らし、不気味さを引き立てる。








バタン









扉の閉まる音は、ローターに犯されている牡丹1人がいる部屋に響き渡った。
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