第4章 離さない、教えてあげる。
牡丹は部屋を見回す。
しかし、部屋は真っ暗で何ひとつ確認することはできなかった。それに、部屋は少し肌寒い。
「ここに座っていて。」
「冷たいっ!」
牡丹の太腿の裏に冷たい刺激を受ける。
どうらや椅子に座らされたのだと理解する。
パチン
「眩しい…。」
ジャラッ
部屋は眩い光に包まれ、目が眩む牡丹は同時に脚に違和感を覚える。動かすたびにジャラジャラと音がなる。
「素敵でしょ。」
「え…。」
牡丹は情報の理解が追いつかず、呆気に取られていた。脚をを椅子に鎖で巻き付けられていた。
部屋は台、斧、槍、手錠、などなど他には見たことも無いような道具が、ダイニングと同じぐらいの部屋に、たくさん置かれていた。それに牛?と牡丹は疑問に思う。
ここは拷問部屋だと一瞬で察しがついた牡丹。
牡丹は座らせられた椅子に脚をM字に開かされて座らせられていた。
「世界中から集めた拷問道具…!
素敵だろう?」
「どこが…。」
牡丹は呟き後悔する。
ハヤトの顔色が笑顔から鬼のような顔に変わる。
怖い
「ああ、次のお仕置きの際には、
カラダに教えてあげるから心配しないで。
今日は、牡丹が誰のもの、なのかを教えてあげるよ。」
ハヤトはニコッと笑う。