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荊【R18】

第2章 歓迎


「さあ、お仕置きを始めるよ。
頑張って耐えてね?」

「え…。」






そう言うと、掴んでいた髪を離し、衝動で床に伏せる牡丹の背中を足蹴りし始める。







「僕がいいって言うまで続けるからね。
はははは!」

「ゃめて……くださっ…がはっ。
もぅっ…ぐっ…。」

「喋ってると舌噛むよ?」






抗ってもやめようとはしない。
回数が増えていくにつれて、ハヤトの顔が笑顔で緩む。







「はははははは!
アキラはなんていい
奴隷をよこしてくれたんだろう!
充分楽しめそうだよ!」

「ぁ……。」






幾度となく蹴られた牡丹はぐたっと気を失う。



静かになった事に気付いたハヤトは蹴るのをやめ確認する。






ぺちぺち




名前を呼びながら、頬を軽く叩いても、牡丹の反応は無い。





「何だ。
もう気失ったのか…。」







残念そうに溜息を零すハヤト。








「…ようこそ。僕の奴隷。
喜んで牡丹を歓迎するよ。」







気を失っている牡丹には声は届かなかった。
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