第9章 離さない、何でだよ。
「素敵だよ。」
「ハヤト様、っ。」
牡丹は、ハヤトに服を脱いでベッドに横になるように命令された。蕾を摘みながらニコニコとする。
「僕はお腹がペコペコなんだよね。」
ハヤトはそう言いながら、ベッドの隣に置かれたまだ湯気が上がっているミートパスタを手に取り、ベッドに座る。
美味しそうなミートパスタの香りが食欲をそそる。
ハヤトはミートパスタをフォークで器用に巻きつけ、口に運ぶ…と思わせて、 牡丹の胸の蕾に置く。
「今日のお皿はなんて美味しそうなんだろう。」
「熱いっ、ですっ。」
「お皿が動くの変だよね。落としたらお仕置きだから。」
今日のハヤトは少しいつもと違うと薄々感じていた 牡丹だが、この瞬間に確信に変わった。