第8章 離さない、寂しいよ。
「下の口、蜜でぐちょぐちょだね。」
「あ…、」
牡丹は顔を赤くし、目には涙を浮かばせ、ハヤトの肉の塊を見つめる。ズボン越しでもわかる、それは、大きく膨らんでいる。
「牡丹?どうかしたの?」
「ぃじわるう…、」
牡丹が言いたい事を、わかっているのに、ハヤトは、わざとらしく気づかないふりをする。呼吸が荒くなり、さらに身体を小刻みに揺らす。
「きちんと、牡丹の口から聞かないとわならないな。下の口は蜜を垂らして、僕に言ってるよ…淫乱だけど。」
「ぃれ…て、くだ…さぃ」
「え?何?聞こえない。」
ハヤトは、プイッと牡丹と逆の方向を向いてしまう。牡丹が悲しそうな顔をしたのをハヤトは知らない。
「聞こえないな〜。」
「ハヤト様の…ハヤト様の挿れて欲しいの。ここにっ、」
牡丹は舌の口を両手で広げる。牡丹でもわかるほど、舌の口はピクピクと痙攣している。
ハヤトはよく言えました、と言うように牡丹の頭を撫でる。
「手加減しないからね。」