第1章 オレンジ
エレンside
俺が目が覚めたとき、1番に目に入ったのは…
リ「エレン!おい!エレン!」
兵長だった。
エ「兵長…」
リ「てめぇ、何してんだ!」
エ「兵長…聞いてください。俺…この日まで…最後まで愛してました。あなたの幸せな世界を願ってます。生まれ変わったら必ずあなたの元へ行きます。だから…待っててください。(ニコ)」
リ「ふざけるな!俺は…お前がいねぇと生きていけてねぇ!頼む…死ぬな…命令だ…」
ポタッ…
俺の顔に兵長の涙が落ちてきた。
エ「泣かないで…笑って…最期はあなたの笑顔が見ていたい。だから…ね?お願いします。(ニコ)」
すると…兵長は涙を拭き、引きつった笑顔を見せてくれた。
…変な顔…(笑)
エ「…兵長…」
リ「何だ?」
エ「さよなら(ニコ)」
そして、俺は目の前はどんどん薄れていった。