第1章 オレンジ

エレンside

今回、俺は巨人化せずに作戦に挑むことになった。

巨人と戦うのは危険性が高かった。

だが、俺は命をかけて人類を守ると誓った…

出来ることは全てしよう。

巨人の討伐…

大丈夫だ…

何も起こらない…

巨人化せずに済む…

そう祈っていた。

だが…人生はそう上手くできていないようだ。

俺の目に飛び込んできたのは…巨人に掴み上げられた兵長だった。

何やってんだあの人…

ありえない…

あの人がへまする訳…ない…

だが、俺の足は自然と動いていた。