第1章 オレンジ
リヴァイside
エ「兵長!おはようございます!」
リ「あぁ…」
エ「どこ言ってたんですか?」
リ「どこでもいいだろ?」
だめだ…腹が立つ…
耐えねぇといけねぇのに…
エ「…どうしたんですか?なんか、いつもと違う…」
リ「何もねぇよ」
エ「兵長!」
クソっ!
イライラする!
リ「何もねぇっつ言ってんだろ!」
しまった…つい、怒鳴ってしまった。
エ「何ですか…それ…意味分かんねぇ…」
リ「…1人にしてくれ…」
エレンが今にも泣き出しそうな顔をしていた。
エ「もう…いいです…」
リ「エレン、すまない…」
エ「大っ嫌い!」
そう言ってエレンは走っていってしまった。
俺はなんてことしてんだ。
本当の笑顔を見るどころか真逆じゃねぇか…
その後から、エレンと顔を合わせることも会話することもなかった。