第1章 オレンジ
リヴァイside
リ「おい、ハンジ!」
ハ「な、何!?ビックリした!」
リ「お前、エレンと何話したんだ?」
ハ「え?何も?」
そっぽ向いて答えた。
嘘ついてるな…
リ「嘘つくな。言え。」
ハ「え!?いや…う…」
何隠してんだ?
そんなに言えないのか?
リ「最近、エレンの様子がおかしい…元気がねぇんだ。お前と話してから。心配なんだ…何かあったんじゃねぇのか?って…頼む…教えてくれ。」
ハ「う…実はさ…」
ハンジは俺に全て教えてくれた。
エレンはあと1度でも巨人化すると命はない…そう言った。
リ「!!何だそれ…なぜエレンは俺に言ってくれなかったんだ?!」
凄く腹が立ってきた。
リ「アイツ…」
ハ「エレンは君に心配かけたくないんだよ…君が悲しむって思ったから…」
リ「……」
何も言えなかった。
エレンは俺のことを思って黙っていた…
それは分かっている…
だが…許せなかった。
エレンが俺に言ってくれなかったことが。