第1章 オレンジ
ハンジside
コンコン…
ノックの音がした後、
「エレンです。」
声がした。
ハ「入っていいよ!」
エ「失礼します。」
ハ「遅かったね。まだ体調が悪かったかな?」
エ「あ、いいえ!そんなんじゃ!////」
あぁ…リヴァイか…
アイツは本当に…
エレンをソファに座らせた。
ハ「エレンさ、巨人化した後歩けなくなるでしょ?」
エ「はい」
ハ「最近、歩けなくなる時間長くなってないかな?」
エ「言われてみれば…そんな気がします…」
やっぱりか…巨人化する度に悪くなってる。
ハ「ちょっと切ってもいいかな?」
エ「あ…構いませんけど…(汗)」
ハ「痛いけどちょっと我慢してね」
そして、エレンの手を少しナイフで切ってみた。
エ「いっ…」
異常がないなら1分もかからず治るはずなんだけど…
シュウゥゥ…
10分経っても治らない…
エ「あれ…なんで…」
ハ「エレン…あくまで私の推測なんだけど、君は巨人化する度に体が弱くなってるみたいなんだ。多分、これ以上巨人化すると…死んでしまうかもしれない…」
エ「え…」