• テキストサイズ

カラ松事変(完結)

第5章 悪夢



『お願い起きてっ……』

『何で起きないんだよ…』

『俺達六人で一つだろ?…』


「『カラ松兄さんッ!!』」

「!!」



「おーきーてー!!野球しよ!カラ松兄さん!」

「十四松…」

僕はカラ松兄さんを連れて家の前まで袖を引っ張った。

眠い目を擦るカラ松兄さん。

「『ごめんなさいカラ松兄さん。』」

「ん?なにがだ十四松」

「…………朝早くに起こして!!」

カラ松兄さんは優しい。


カラ松兄さんは怒る事もない。

でもいざというときはちゃんと自分の意見を持てる。

イタイふりして回りを和ませる。

とても兄弟想いな

可哀想な兄さん。

兄さんがいない世界なんて

あってはならないんだ。
/ 45ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp