第11章 燃える炎
松『ねえ…智さん。
踊ってるとこみせてもらえません?
もちろん俺からみせますから。』
大『えっ…?踊り? 無理無理。
高校の時のはそのためだけに練習した
ものだしさ』
後ろから抱きしめるように首もとに
すりよるとささやくようにお願いして
みる。
松『チークでもいいよ。 ほら。
こっち向いて。』
嫌がって照れまくる大野をふり向かせ
背中に手をまわすとステップを踏む。
大『嫌だ嫌だ。 も~。恥ずかしい
分かったから。 いいよ…、じゃあ
先に見せて……』
そう言ってだだっ子のようになる大野
をニヤニヤと見つめながらも、
離れて踊って見せる。