第10章 アンダルシアに憧れて
俺が、アンダルシアに初めて来たのは
中学生の時。
タンゴ・ダンス・音楽、闘牛…
血踊る感じの雰囲気に憧れて
でも本格的にダンスを勉強したくて
単身スペインへとやってきた。
俺は、松本潤。
怖いものなしで一人やってきた俺は、
すぐに自分の考えの甘さに出来なさに
へし折られていた。
だけど… 彼との出会いが俺を
俺の人生をカラフルな、色のある
世界へと変えてくれたんだ。
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彼…大野智。
との出会いは語学学校へのバスの中
だった。
窓際の席で、初めはただ日本人の学生
だったから目がいっただけだった。