第6章 カタルーニャの森
二人で一緒に果てた後は一緒に
お風呂に入って、お互いに洗いあいっ
こする。
…どうしよう。 二宮と出かけること
言わなくちゃ。
湯船に二人で浸かりながら俺はふぅ~
と深い息をはく。
松『どうしたの? なんか、また
ドキドキいってるね』
そう言って、後ろから抱きしめている
腕を強めて肩越しから顔を覗き込んで
くる。
大『あの…ね。 怒らないで聞いて
くれる?』
松『え~? そんな前振り… まさか
やっぱりアイツになにかされ…』
大『違うって… されたわけじゃなく
て……
えっと……ちょっと休みに会うって
いうか…』
松『はぁ~?! 何それ…
休みに会って何すんだよ…。しかも
そんなに話をためらって会うなんて
智さんもそいつの事好きなんじゃない
の?』