第5章 アルハンブラ宮殿
夕方になり、
みんな早く仕事を切り上げて、BALへと
向かって行く。
ちょっと二宮さんに声かけて行こうかな
…
大『二宮さん。 上がれそうですか?』
二『あ~、もう少しかかるから先行ってて
すいませんね、せっかく来てもらったのに
』
そう言って二宮は片手を上げて、こっち
に笑顔を向けた。
キュン…
BALについて俺はとりあえず、グラス
ビールを頼んで考える。
大『キュンって何だよ…。』
でも、松本に感じた、好きになった
気持ちともまた別の何かを
感じながら、ビールを飲みすすめる。
あ、潤くんからメール…
飲みすぎ注意だって。 ヤバいヤバい
二『お疲れさま~。
お待たせです。』