第5章 アルハンブラ宮殿
こっちに戻ってきた時は、絵画だけを
やって行きたいなんて生意気な考えで
きたんだけど、
そんなものは師匠と、
もう1人来ていた弟子の作品を見た
時点で粉々に砕かれてしまった。
ハビ『今日は、とりあえず社内の案内
をしながら、みんなを紹介していくよ。
』
そう言って肩を叩いてくるのはこの
会社の直の上司になる、ハビエルさん
。
3人のパパで優しさがにじみ出ている
感じの人。
ハビ『そうそう。 ここのゲームチ
ームに1人日本人がいるんだよ。
仕事中はあまり会うことはないかも
しれないけど、年も同じくらいだし
仲良く出来るんじゃないかな。』
大『そうなんですか。 それは嬉しい
ですね。』
そう言って入って見て見ると、
モジャモジャ頭の華奢な感じの人が
パソコンにかぶりつくようにして
何かパチパチと凄いスピードで打ち
こんでいる。