第4章 アルコスの村
大『なんか心配してくれてるの?
でも、それなら全然潤くんの方が人前に
出る仕事だもん心配だよ…。』
松『いや…まあね。 でも俺、いま
ほんとにあなたしか見えないから。』
大『//// 何だよそれ…
何かズルいな』
松『顔…真っ赤。 ズルいな。』
同じ事を言い返されて俺は、松本の
胸をパチンと叩いてそのまま顔をうず
めた。
松『あの… 智さんが通うのとかいや
じゃなければ…今のとこ出て
一緒に暮らしませんか?』
俺は、びっくりして体を起こして
松本を見る。
大『え…。 一緒に?』
驚いてそうは言ったものの断る
理由もなく、その次の週から俺たち
は一緒に暮らし始めた。