第3章 黄色い太陽
松『…エヘヘって あなた。
可愛いつもりですか…まったく』
大『ん? …何?』
2人でワインのボトルが終わる頃には
俺の方はもうすっかり酔いが回ってき
てしまって、もう松本が言ってる事も
何だかわからない状態だった。
大『潤くんは、優しいなぁ~
あれれ~おんぶされてるのかなぁ~
』
松『大野さん、気持ち悪くないですか?
もうアパートつきますから。』
大『うふふ~。 大丈夫~。
ふわふわします。大丈夫です。潤くん
の背中落ち着いちゃうなぁ』
松『また…そういうこと言って
俺… もう… って寝ちゃった?』
そんな会話をしていた記憶はもうなく、
背中の温もりと、歩いている心地良い
揺れに完全に意識も失っていた。