第25章 復活LOVE
途中だった、マークの為の作品のあと
今回の個展の為に2作品を新しく仕上げ
た。
2つとも、松本をモデルに書いた。
一つは肖像画でもう一つはダンスを踊っ
ているところだ。
『それでは、大野さんから挨拶
お願いします。』
会館の人がそう言って、大野の挨拶で
最終日が幕を開ける。
大『私が今でもこうして筆を握る
事が出来て…こうして再び個展が
できるのは…
今日も来てくれているマーク…
そして、今回の…新作2枚に描かせて
もらいました…私のかけがえない…
大切な人…
松本…潤くんが…いたからだと
思っています』
そう言いながら涙で声が詰まって
しまってマイクを持っている手を
合わせて
頭を下げながら一呼吸おく。