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アンダルシア・ラブ【気象系BL】

第24章 モンテフリオ


*****


ふと目を覚ますと、木の下へと倒れ
気を失うように寝ていたんだ…。

すぐに、二宮を刺した感触が蘇って
きて手の震えがとまらなくなってくる





『智さん…ーーーーー』



遠くから、一瞬松本の声が…幻聴が
聞こえた気がしてようやく、また
フラフラと声のした方へと歩いて
行く。


すると、すぐに目の前には湖が広がっ
ていて…。




大『神様なんて…いないよな…


俺ばっかり…こんな目にあわされて



…最後…せめて美しい場所で死にな
さいって?』



そう、震える声で吐き出して涙をまた
ポロポロとながしながら
一歩一歩と、ゆっくり湖の冷たい水の
中へと足を沈めていった。



大『潤くん…  さようなら…』







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