• テキストサイズ

アンダルシア・ラブ【気象系BL】

第15章 カーニバルの夜


涼『智。 ほら。   いいから。

震えてる。



いいんだよ。 忘れなくて…。

大丈夫。  潤くんは来るから。

きっと来てくれるから。  ね?』


抱きしめながら子供をあやすかのよう
に頭を撫で続けていると泣き疲れたみ
たいに眠りについた。



ただ抱きしめたままで俺も眠りにおちた。



そして、本当に松本が戻ってきたとメ
ールが来たのは翌朝の事だった。




…ったく。  遅すぎんだよ……


俺だって…やっぱり手に入れかけた、

この可愛すぎる相棒を手渡すには
簡単じゃないんだから……



そうつぶやくように言って松本に
イタズラに試練を与えるメールを返
して、

大野の赤らんだまぶたを指でそっ
となでた。






/ 216ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp