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アンダルシア・ラブ【気象系BL】

第15章 カーニバルの夜


*****


松『それじゃ… 色々お世話になり

ました。』



マー『ああ。  頑張って来いよ。

また…だめなら帰ってくればいいさ。』



そう言ってハグをするとポンポンと
背中を叩いて送り出した。

 
飛行機に乗ってまた大野からの手紙を
開いて見る。



そこには、初めてバスの停留所から
乗る俺を見て一目惚れだったこと…

新しく知るたびに好きになったこと…


日本に帰って何年も会えなかった時
もずっと忘れられなかったこと…


スペインで再会して付き合える事に
なって嬉しかった事……



何枚にもわたって綴られた大野の思い
の強さが身にしみる。



眠る事も出来ないままに日本に到着
して、とりあえず涼介にメールする。




ーー 



俺は返ってきたメールを見つめて
バタンとボストンバッグを落として
しばらく動けずにいたんだ。


 




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