第14章 ジャポニズム
退院祝いが終わって、そのまま寝て
しまった両親を置いて2人で、部屋に
行くと涼介のLIVEDVDを2人で、ソ
ファーに座って見始める。
大『へえ~…。 涼介凄いな。
ダンスも上手いし、一番かっこいい
ね。』
涼『え…。 そっか……。それも
忘れちゃってるんだよね……。』
大『え? あ…ごめん……』
涼『いいんだ。 …高校の時に
スペインにホームステイしたときに、初めて
智にダンスでプロになりたいって話…
したんだよ。
そしたら、智がダンスだけじゃなくて
俺の見た目なら他にもやったらって
言ってくれたんだ……。』
大『へえ~。 俺そんなこと言ったの
でもほんとにめっちゃかっこいいよ。』
顔を赤らめる涼介の顔を見る事なく、
テレビを真剣にみながらまたそう言う。