第5章 目指せ!赤点回避!〜ハラハラの勉強会〜
それからは本当に一瞬だった。
人数分より作ったはずのパスタはすぐになくなった。
うん、男子高校生の食欲舐めてた。
日向君はほお袋にパンパンになるまで詰め込んでるし影山君なんか急いで食べ過ぎてむせてる。
それを見て澤村くんと孝支くんは2人のお世話始めてるし、月島くんはそんな雰囲気を無視して普通にパスタを食べている。
ちなみに田中くんと西谷くんは「女神の作ったご飯…神々しい!」と、お皿を天に掲げている。
いや、食べよう?
でも、こんなに美味しそうに食べてくれるんならつくりがいがあるよ。
見事に全てのお皿を食べきってくれたみんなは一息つくと手を合わせた。
「「「ごちそうさまでしたー」」」