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年下のオトコノコ【HQ】

第35章 私達のその後。





『ただいまー』

玄関を開けて靴を脱ぐ。

廊下を歩きリビングにつながるドアを開ける。

「お帰りなさい夏乃さん。今日は早いですね?」

ソファに荷物を置くと、カウンターキッチンから声がするのでそちらに近づく。

『昨日で山場は終わったから今日からゆっくりできるよ。蛍君バイトは?』

「今日は休みです。もう少しで夕飯できるんで待っててくださいね?」

『今日の夕飯何?』

「ジャガイモ食べたくなったんで肉じゃがです。」

『やった!蛍君の肉じゃが好き!急いで着替えてくるね?』

やっぱりというかなんというか、蛍君との付き合いははなんだかんだでもう5年になろうとしている。

蛍君が高校を卒業した年からは一緒に暮らし始めている。


ーーーーー


蛍君は今仙台の大学に通っている。

バイトと学校の両立で生活はてんてこ舞いみたい。

そうそう。
高校1年の時にたまたまやったモデルのバイト、評判が良くて。
たまーにご指名が来た時にモデル、『ホタル』としてちょこちょこお小遣い稼ぎしてるみたい。

バレーは、高校を卒業してからは明光さんと一緒のチーム、加地ワイルド・ドッグスに所属はしてるけど、最近はほとんど練習には行けてないみたい。

もったいないなぁとは思うけど蛍君は「3年やったんで満足ですよ」って言ってた。



私はというと、編集長!とまではいかないけど、自分の仕事を全うする立場から人に指導する立場に変わってきている。







「夏乃さん。夕飯できましたよ?」

『今行くね?』

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