• テキストサイズ

年下のオトコノコ【HQ】

第33章 決勝戦vs白鳥沢



表彰式ではみんなは『いつもの烏野バレー部』に戻っていた。

観客席から拍手をもらっている間は良かったんだけど…
田中君、西谷君が騒ぎ、澤村君に怒られ、

東峰君は表彰式に緊張して隣の孝支君に脇腹にチョップされている。

日向君を影山君が「ボゲェ」って怒り、それを見た蛍君が嫌味を言って影山君を怒らせて縁下君に怒られてる。

それを見てため息をついている成田君、木下君、山口君。

うんいつも通り。

表彰式の後、みんなで集合して写真を撮ったんだけど…

『前から3年2年1年の順ね?先生達は…3年生の隣かな?』

「俺は潔子さんの後ろで映るんだ!」

「ノヤっさんずりぃ!俺も!」

「田中、西谷!お前らうるさいぞ!」

「清水のとっなりー!」

「俺が変わってやるよ」

「いや俺が 」

「やめろー!試合の時といいなんで邪魔するんだよー!」

「ツッキーは今日のMVPだから真ん中で!」

「山口….うるさい」

「ごめんツッキー!」

「俺写れてる…?」

「そんなにチビだと写真映る時大変だねー?」

「くっそー!デカ島のっぽ島!」

「小さいよりマシですー」

「うるせぇ!日向ボゲェ!」

「影山もうるさいよ…」

「ちょっと!みんな静かにしましょうよ…?」

ざわざわとしているうちにいつの間にかOBの先輩方もちゃっかり参加しようとしてる。

『もう!みんなー!撮るよー聞いてるー?』

「椎名さん入らないんですか?」

横を向くといつの間にか現れた勅使河原さん。

「カメラマンなら僕がやりますよ?椎名さんもどうぞ?」

『すいません…お願いします。」

勅使河原さんにカメラを託し、私も写真に混ざる。

空いたスペースを見つけて入ったけど…私写れてる?

「夏乃さん。」

蛍君に呼ばれたかと思ったら体を持ち上げられる。

『ちょっ!蛍君!』

「こうでもしなきゃ写らないデショ?夏乃さんちっちゃいんだから。」

『蛍君がおっきすぎるのー!』

「後ろの痴話喧嘩やめてくださーい!」

他のみんなが静かになっていたことに気づき、私も口を閉じる。

「行きますよー!3、2、1、スマーイル!」




「「「すまーいる‼︎‼︎」」」



/ 454ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp