• テキストサイズ

年下のオトコノコ【HQ】

第33章 決勝戦vs白鳥沢





テクニカルタイムアウト
5セットマッチの時にだけはいるタイムアウト。

どちらかのチームがが8点、16点になった時に入る。
通常試合で入れるタイムアウトとは別物のタイムアウト。

今回は白鳥沢が16点目を取ったことによりタイムアウトが入った。




みんながベンチに集まってくる中、蛍君はみんなから外れ、救急箱からテーピングを取り出している。

自分でテーピングを巻こうとした蛍君に縁下君が声をかける。
縁下君は蛍君からテーピングを受け取り蛍君の右手の人差し指に巻いていた。

タイムアウト前、蛍君は牛島君のボールを触ってた。
その時に…


テーピングの巻き方を見ると突き指…だと思う。

動かしづらくなった指を見て蛍君は何かを考えていた。



表情は読めない。

でも何かに苛立つように舌打ちをした…ように見えた。




きっと自分のプレーに満足できていないんじゃないかと思う。

タイムアウトが終わりみんながそれぞれの持ち場に戻る。


次のサーブは








牛島君。


牛島君の手から放たれたボールは澤村君の手を弾きコートに落ちる。


次も牛島君のサーブ。






ミスを生み出せ

入らなければ烏野の点になる

祈る気持ちと手を握りしめる力はどんどん強くなる。



/ 454ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp