第31章 代表決定戦2日目〜因縁の対決〜
その後もマッチポイントになったりデュースになったりと白熱した試合が続いていく。
心臓の鼓動がうるさい。
早く決まれ。
焦る気持ちとは裏腹に青城のポイントが決まる。
烏野26-青城26
このタイミングで及川君のサーブ。
及川君がサーブを打つ。
威力はもうスパイク並み。
西谷君がボールを取ろうとするがはじけて観客席まで飛んできた。
西谷君の悔しそうな声が体育館に響く。
次
次で決まるかもしれない。
緊張の中ホイッスルが鳴る。
「さっこぉぉぉおぉい!」
レシーバーの烏野と
「ナイッサーーーー!」
サーバーの青城
及川君がボールを上げ地面を蹴り、
思いっきりサーブを叩き込む。
澤村君がギリギリでボールを上げる。
ネット間際に飛びボールを叩き落とされる。
ギリギリで田中君がボールを上げ、影山君のトス、東峰君のスパイクと続く。
青城コートでボールが上がり次々にスパイカーが飛び、こちらを撹乱させてくる。
そして岩泉君が飛び
スパイクがきまった。
烏野26-青城28
セットカウント
烏野1-青城1
泣いても笑っても
次が最終セット。