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年下のオトコノコ【HQ】

第5章 目指せ!赤点回避!〜ハラハラの勉強会〜




ドアを開ければ男子の先頭に1人、女子。


「夏乃ねー!連れてきたよー!」

そう言いながらいつものノリで靴を脱ぎ捨て入って来る冬乃。
玄関に押し戻すと私は冬乃に言い放つ。

『靴!そろえる!今日はあんた以外もいっぱいいるんだからね!』

ふてくされたような顔で直しに行こうとするから『アレ、無しにするよ!』と他の子達にはわからないようにつぶやくと一目散に直しに行った。


それを横目で見ながらバレー部のみんなはしっかり挨拶をして入っていく。
いつもはジャージのみんなの私服はちょっと新鮮。


まぁいつもと変わらない子も何人かいるけど。




みんなをリビングに通し、学年ごとに机を指定して座ってもらう。
実は仲の良かったらしい冬乃と縁下くんが勉強道具を出しながら話をしている。


「っていうか、名字一緒だからなんとなくそうかなって思ってたけど、冬乃って椎名さんの妹なんだなぁ。」

「なによ?力(ちから)。似てない?まぁ夏乃ねーより素材よくないから色々頑張ってるんだけどなー。『はいはい!冬乃?あんた何しに来たの?』

なんて冬乃に注意すると縁下君と目を合わせて笑ってる。



『同じクラスで仲が良いのはわかったけど今日は勉強会よ?じゃあ気を取り直して勉強はじめようか!
じゃあ3年生は各自自分で、1、2年は得意科目を教えてあげて?
私も分かるところは教えに行くから』

そう言うとみんなは勉強道具を出し、各々で勉強し始める。



私も様子を見ながら各テーブルを回った。


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