第26章 怒涛の東京出張‼︎2日目夜
イラついた顔の蛍くんと、楽しそうに笑う京治。
「止めなかったらしてましたよね…」
「まあね…夏乃さんまんざらでもない顔してたし。」
頬を指で撫でられ身体がピクンと跳ねる。
「こんなに反応してくれるんだから…ね?」
ムッとした蛍君に頬を両手でつかまれ、無理やり見つめさせられる。
「他の人にそんな顔しないの…」
『ごめん…』
「僕からのお願いは今日しない。
宮城帰ったら…
お仕置きね?」
顔は笑ってるけど目は笑ってない。
これは完全に怒らせたな…
そう思いながら私はケーキを食べることに専念したのだった。