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年下のオトコノコ【HQ】

第25章 怒涛の東京出張‼︎2日目〜観光編〜



朝、目が覚め、動き出そうとすると重たいものが乗っていて動き辛い。

後ろを振り向くと蛍君の顔があった。

そっか…

結局何ラウンドしたんだっけ…


指折り数え…ようとしてやめた。

すこしだけ乱れた蛍君の前髪を横に流す。

いつもより幼い顔。

そっと頬を撫でると、すこしだけ目が開く。

『蛍君。おはよ?』


「かのさん…もう少し…」

寝ぼけているのかとろけるような笑みを見せ、甘えるように私の手にすり寄ってくる。

『ご飯食べる時間なくなっちゃうよ?』

猫みたい…

そんな状況をすこしだけ楽しんでいると頭が覚醒してきたのか、そっと私の手から離れ枕に顔を埋めた。



『おはよ?』

「おはよう…ございます……」

『蛍君可愛かったよ?』

「忘れてください…」

本当に恥ずかしいのか耳まで真っ赤にして

ふてくされているのか、照れているのか布団から一向に出てこない蛍君にしびれを切らし肩を揺らす。


『さすがにそろそろ準備しないと朝ご飯食べ損ねるよ?』

「行かない…」

『じゃあ私行ってきちゃうからね?』

もぞもぞとベッドから這い出し、下着を履く。

ブラジャーをカバンから取り出し、ベッドに腰掛け後ろ手でつける。

今日はうまくホックがはまらず手こずる。








『うひゃっ!』

背中を指でなぞられ変な声が出る。

後ろを見るとベッドにうつ伏せになりながら蛍君はこっちを見ていた。

「下着姿ってなんかいいですね?」

するりと指先が下着の中に入り双丘を弄ぶ。








嫌な予感しかしない…

『蛍君?』

「僕は朝食よりこっちをいただきマス。」




これは、逃げられない…かも?
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