第24章 怒涛の東京出張‼︎1日目夜編〜2人、はじめて〜
しばらく繋がったまま息を整える。
私の胸の上で息を整えている蛍君の髪の毛を撫でる。
『どうだった?』
「バレーよりしんどい…」
そうはいっているけれど…
『この手は…何?』
片手は絡まるように繋がれているが、もう片方はやわやわと私の胸を揉んでいる。
『流石男子高校生…体力底なしだね…』
「あんなバレー馬鹿達と一緒にしないでくだサイ…」
ゴムを外すため、一度中から抜かれるとすこしだけ体が跳ねる。
「夏乃さんはどうでした?」
そう聞かれると恥ずかしさがこみ上げ私はそっぽを向いた。
『そういうこと聞かないの…』
「気持ちよかったくせに…」
なんて意地悪な口調でからかわれる。
ベッドに横になろうと体勢を変える。
と、蛍君は私の上から離れ、ごろりと横になると腕を伸ばし「どうぞ?」って声をかけてくれたので、私は遠慮なく腕を借りる。
蛍君は、腕枕の体勢のまま横向きになり私を抱きしめた。
私の肩に回された腕に手を添え、「幸せだよ」。
そう声に出した。
それと「すごく、気持ちよかった……」の言葉を聞こえるか聞こえないかの声でぽそり、呟く。
急に腰に違和感を感じた。
『蛍…くん?』
「生理現象なんで…
男子高校生の性欲舐めないでくだサイ?」
そのまま片手で私の両手を拘束され、首筋をツッ…と舐められる。
「第二ラウンド…よろしくお願いします…ね?」
そう言い蛍君は妖しく微笑んだのだった。