第24章 怒涛の東京出張‼︎1日目夜編〜2人、はじめて〜
ふと、思い出した。
すごく現実的な話。
『ねえ蛍君?……アレ…持ってる?』
そう、SEXの際のエチケット。
「あぁ…」
そう言って立ち上がると先ほど買い物した袋から小さな箱を出した。
そりゃあさっきの買い物で時間かかってたわけだ。
私はそれを受け取るとズボンから「ソレ」を取り出し、手早くつけてあげる。
『どうぞ?』
蛍君が入り口にあてがう。
「ソレ」は抵抗することなく、すこしずつ入口を広げながら入ってくる。
蛍君が息を詰める。
私もゆっくり息を吐きながら迎え入れる。
1番奥まで入ると蛍君は動きを止めた。
『大丈夫?辛い?』
「正直…キツいです……でも」
目が合い、蛍君は微笑んでくれた。
「これで全部僕のものですね…?」
『うん。』
蛍君は、感覚に慣れるためかじっとしていたが、我慢できなくなってきたのかゆるゆると腰を動かし出す。
「ごめんなさい…動きますっ」
そのあとは正直ほとんど覚えていない。
荒っぽい動き
滴る汗
染まる頬
お互いの酸素を貪るような激しいキス
奥を突かれるたびに上がる嬌声
絡まる指先
最後は2人同時に果てた。