第24章 怒涛の東京出張‼︎1日目夜編〜2人、はじめて〜
身体を丸めて息を整える。
「派手にイきましたね?」
『ダメだって…いったじゃない…』
肩で息をしながら私は答える。
私だけ感じてるみたい。
力の入らない身体を無理矢理起こすと蛍君が支えてくれる。
『なんかずるい…』
ハジメテだなんて思えないくらい涼しい顔。
私の方が翻弄されているみたいだ。
『少しくらい気持ちよくしてあげたい。』
すると蛍君は私の手を掴み、自らに導く。
「ソコ」は布ごしでもわかるくらい硬く張り詰めていた。
『私の見て…こんな風に「ならないわけないじゃないですか…」
すこし目線を外し、恥ずかしそうに答える蛍君。
「好きなヒト抱いてるんですよ?」
小さな声で蛍君はつぶやく。
そんな蛍君が可愛くて私はそっと頬に口付けた。