第22章 怒涛の東京出張‼︎1日目
カメラの前に立ったリエーフ君。
ちなみに服装は先ほどとほとんどおなじ。
小道具としてつなぎと似ているストライプのキャスケットをかぶり、青の軽めの生地のストールを首に軽く巻いている。
リエーフ君は動きが綺麗。
動くと同時に軽く巻いたストールがふわりと動き、躍動感を出している。
それに合わせてポーズをとったり様々な表情を見せたり。
正直はじめてには見えないくらい撮影慣れしていた。
そのためか撮影は予定していた時間より早めに終わった。
「ただいまー!」
『おかえり…リエーフ君、すごいカメラ慣れしてるけど…』
「あぁ、オレの外見こんなだからお手伝いっていって何回か撮ってもらったことあるよ?」
だからこんなに慣れてるのか…
じゃあなんでさっき撮影渋ったんだ…?
『じゃあ….次は?』
「じゃあ、俺が」
鉄朗か…
『OK!いってらっしゃい、鉄朗?』
そう言い、背中を押すと鉄朗は振り返り私を見て笑う。
「やっぱ、名前で呼ばれんのいーな。じゃあ行ってくるわ。」
鉄朗は、シルバーのネックレスとブレスレットをプラスしての撮影。
シンプルなタイプのアクセサリーなので、黒のTシャツに映える。
鉄朗は言われた通りのポーズをしっかり取っている。
途中からはアレンジも入って楽しそうに撮影をしていた。