第21章 怒涛の東京出張‼︎準備編
取らなかったら何十回と電話がきそうなので私は諦めて電話にでる。
『もしも「かのさーん!やっと電話出てくれたー‼︎もしもしー!」
電話切りたい。
「リエーフうるせぇ!っとごめんな?夏乃さん。今大丈夫か?」
『大丈夫も何も…どうしたの黒尾く「鉄朗!」
『どうしたのてつろー?』
「今みんな集まってるんだけどさー夏休み最後に宮城に旅行行こうかなって話してんだよ。」
『え?いつ来る予定?』
「来週。」
『来週私宮城いないよ?』
「え?」
『出張』
すると突然蛍君が焦ったように名前を呼んでくる。
「夏乃さん‼︎」
その声が聞こえたのか、鉄朗が喋る。
「やっぱりツッキーそこにいるのか。
こっちもスピーカーにするから全員で話さね?」
私は渋々返事をした。
『わかったわよ』