第20章 春高予選!一次‼︎
編集部の扉を開けるとみんな一斉にこちらを見た!
「ニュース見たよ!」
「烏野すごいじゃん!」
「2m倒したんだって?」
テンパってしまい曖昧な笑顔を浮かべていると、奥から編集長に声をかけられた。
「さすがだね?
君が目をつけただけのことはある。」
にこりと微笑まれると、
あったかい気持ちになった。
少し不安はあった。
自分のワガママで編集部のみんなに迷惑をかけているんじゃないか。
ただの思い上がりなんじゃないか。
でも、烏野のみんなは頑張ってくれた。
追いかけてきて本当に良かった。
「スポーツ部門は君に任せてみようか。」
頑張りが報われた。
『ありがとうございます‼︎』
嬉しい。
認められたんだ!
「その代わり少しお願いがあってね…?」
編集長はバツの悪い顔をして私を見た。
なんだろう…少々嫌な予感……