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年下のオトコノコ【HQ】
第19章 最後のワガママ
私は蛍君を家に送った。
散々歩いて帰るって駄々こねられたけど…
『明日私はまっすぐ現地入りするけど…
頑張ってね?』
私は取材といえどもコートには入れないから…
すると、蛍君は私を見つめて言った。
「見ていてください。
僕のこと。
僕だけを。」
そう呟き、そっと私の左手をとり薬指に口付けた。
『見てるよ?蛍君の背中。』
大好きなあなたの背中を
大きな翼を持つ貴方の背中を…
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