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年下のオトコノコ【HQ】

第19章 最後のワガママ





どのくらいこうしていたのだろうか。

すうっと体が離れる。



『けい…くん?』


蛍君はそのままそっと目元に吸い付く。


涙の跡を舌でなぞる。



『けいくん…くすぐったい…』


そのまま私はまた蛍君に包まれた。










「このまま…」

『…ん』


部活後だからか、走ってきてくれたからか、少しだけ汗の香りがする。

蛍君の匂いと

石鹸の香り












蛍君だ。



他の誰でもない。

私の大好きな蛍君。



ぎゅっと抱きしめ返すと、さらに強く抱きしめ返された。



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