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年下のオトコノコ【HQ】

第19章 最後のワガママ


数回のコールの後、蛍君の声が聞こえる。

「…もしもし?」




居間にいるのか、テレビの音、人の話し声が聞こえる。


誰かに声をかけられたのか、「うるさい」なんて言って少し静かになった。



トントンと階段をのぼる音。


そして、ドアを閉める音。







「もしもし?夏乃さん?」



『会いたい』


数秒の沈黙



「僕も」



『会いに行ってもいい?』



「僕がいく」



『明日試合…「いくから」




そして電話は唐突に切れた。
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