第17章 合宿最終日‼︎〜ラストの試合は梟谷と〜
「でもまぁ終わってみれば見事な負けっぷりな訳だが… 1つだけはっきりしてる。
お前たちの攻撃は全国相手に通じる!」
繋心センパイの言葉を聞き、烏野のみんなは嬉しそうな顔をしている。
この1週間みんなものすごく頑張ったもんね?
武田先生が一歩前に出る。
「いま、君たちはサーブもコンビネーションも他のチームにかなわない。後から始めたのだから当然ですね。
でもやめてはいけません。
自分の力はこのくらいと思ってはいけません。
色は混ぜると濁って汚くなっていきますよね?
でも混ざり合った最後はどの色にも負けない黒です
烏らしく黒のチームになってください。」
様々なものを吸収し最後には最強のチームになってほしい。
そんな武田先生の言葉。
日向君、影山君はわからなかったようで不思議そうな顔をし、首を傾げていた。
「た…例えが難しかったかな?」
いや、こんなわかりやすい例えないんじゃないかな…?
2人に説明をしていると、ぱあんと手を打つ音が体育館に響いた。
「それじゃあ合宿最後のペナルティ、フライング一周!」
澤村くんが言えば、みんなは大きな返事をした。
烏野のみんなは、はりきって最後のペナルティに向かっていった。