第3章 交わった2人のコンプレックス。
「僕はここだよ」
虚しく宙を浮遊していた手を掴むと肩に手を回してくれた。
「沙織…もういい?」
まだ早いかもしれないけど、と伏し目がちに尋ねる。
「いい、よ…。
あたしも早く渚と一緒になりたい」
「沙織…好きだよ」
「あたし、もっ…ンンンッ」
秘部に硬くて熱いモノが押し当てられたかと思うと、ソレは一気に侵入して来た。
「あっ…ん…」
奥まで辿り着くなり、ガンと強く突いた。
「あぁっ」
沙織の身体が面白いぐらい跳ねた。
渚っ…激しいよ。
でも好き。
その後も息を整える暇を与えず、突き続ける。
普段優しい彼なだけに最初はこのギャップに驚いた。
「あっ…ッ」
「ん、沙織やば…。
大好き」
強く突くことは止めずに優しくキスを落とす。
「なぎっ…も、もう…!」
目の前にチカチカと閃光が光る。
「ぅあ…ぼ、僕も…」
そう言うなり先刻よりも強く、速く突き出した。