第18章 ポンパドール scene2
智の両手が俺の頭を持った。
更に揺さぶられて、智のを咥えたまま苦しくて意識が飛びそうになった。
「潤っ!?」
突然口から智が抜け出して行って、俺はベッドに倒れこんだ。
「ごめん…苦しかった?」
頷くことも出来ず、ただ智の顔を見つめた。
口の周りが唾液でべとべとになってる。
それを拭うことも出来なかった。
そんな俺の顔をみて、智はにやりと笑った。
「さ、言ってごらん?言えるよね?」
なんとか息を吐きながら、智の言うとおり、俺は言葉を吐き出した。
「智の、おちんちん…僕のお尻の穴に、ください…」
目を見つめながら言ったら、智がぶるりと震えた。
「ケツ、上げろ」
乱暴に四つん這いにさせられたかと思うと、いきなり智はずぶりと俺を突き刺した。
「あーっ…」
そのまま俺は動けなくなる。
だって…初めてで…
「痛い…」
「潤…?」
後ろから智が覆いかぶさってきて、耳元で囁く。
「痛いでしょ…?この痛み、忘れないで…」
「え…?」
「この痛みは、俺だけが潤に与えられる痛みだからね…」
またゾクゾクとした。
普段、こんなこと言わないのに…
独占欲の欠片も見せない人なのに…