第2章 アザリア
…そうだった…
初めての時は、俺がおしおきされたんだった…
思い出して赤面してたら、潤は眠ってた。
その顔をみて、にやっと笑うと俺はカバンからあるものを取り出して眺めた。
潤…愛してる。
それを丁寧にカバンにしまうと、俺は立ちあがって風呂に入った。
バスローブを引っ掛けて、リビングに行くとまだ眠っていた。
「潤…ベッドいくぞ?」
「ん…あ。もうお風呂はいったの…」
「ん。寝るぞ。ホラ」
手を差し出すと、素直に掴んできた。
寝ぼけてるから素直だ。
手を繋いで寝室にいくと、潤はベッドに倒れこんだ。
「しょー…くん…も、だめ…」
「ん。寝ろよ」
そういって布団を被せた。
暫くすると、規則正しい寝息が聞こえてきた。
ほっぺをつねってみたら、熟睡してて起きない。
俺はそっと潤の服を脱がせた。
起きないように慎重に。
丸裸にすると裸体を眺めた。
相変わらず引き締まった身体。
抜けるように白い肌。
胸にくちづけると、歯で噛んで吸い上げた。
赤い花ができる。
何個も何個もそれを作った。
白い肌に淫らな花が咲き乱れた。